トルコとアメリカの関係悪化が進んでいます。
ご存じのようにアメリカは今年の11月に中間選挙が控えており、トランプ大統領はここぞとばかりに自分アピールに余念がありません。
アメリカ人牧師・ブランソン氏解放のために奔走しているわけですが、このブランソン氏はキリスト教福音派牧師であり、この福音派はトランプ大統領の大切な支持基盤ですので、気合の入り方が違うのかもしれません。
一方で、トルコのエルドアン大統領はプーチン、メルケル氏とも電話会談をし、ヘルプを求めたようです。どんどんトランプVS反トランプ氏の図式が拡大していくのが見えてきますね。
トルコリラの買いには要注意
知人の中には「これ底打ったわ!」と言い、果敢にトルコリラの取引をしている人たちもおり、「恐ろしい」と思いつつ、抜群のスワップを見ると、まあ、わからない気もしないというところでしょうか。
元々高金利通貨として注目を集めていましたが、今年の5月に政策金利がこれまでの倍以上である16.5%となり、現在は17.75%ですからね、もうダントツに高いわけです。
私も今年少しの間だけ買いポジションを持っていましたが、確かにスワップは貯まりますが、ドカンと行くのではないか?という不安ですぐに売ってしまいました。
トルコの世俗主義とエルドアン大統領
そもそもエルドアン大統領と言う人が賛否両論すぎて、謎です。独裁者という悪評はあるものの、有能であることは間違いないでしょう。
インフラを整え、欧州との交流も深め、経済発展を遂げています。なんといっても、平均年齢30歳前後という人口図式が経済発展の大きな原動力となっています。
一方で、99%がイスラム教であるのに世俗主義国家(宗教国家ではない)という法律で決まっている中(軍が目を光らせています)、エルドアン大統領はイスラム化を進めています。
まず彼の功績の1つとも言われている貧民層の救済はイスラムの教えに沿ったものであるため、これは熱心なイスラム教徒から支持されています。この世俗主義をいかに崩していくかというのもトルコにとって大きなポイントになりそうです。
また、ここでも出てくるのが難民問題。EU諸国はトルコが難民をせき止めてくれているということを重々承知しており、メルケルさんも「助けるよ」と言うわけです。
……と、「トルコリラは絶対復活する!」と言う人がトルコの未来はまだ明るいと教えてくれました。
個人的には世俗主義を崩していくことは良いことなのか?というのがわからないのですが、そもそも宗教について知識が浅いため、これは次回ちゃんと聞こうと思います。
ニュースは自分の目で
彼曰く、「ニュースは絶対に誰かの主観が入っているから、ちゃんと自分の目でニュースを追って(そのために外国語の勉強も欠かせないんだそう)、判断しているから、もし暴落しても悔いはない」とのこと。
うっかり、勢いにのって私もトルコリラを買いそうになったら、「自分の目で見ていないでしょ、ダメ!」と止められました。
ついつい勝ち負けばかりに目が行きがちなFX取引ですが、真の姿を見せつけられたような気がします。こうやっていくと、FXって一生やっていける、本当に良い趣味であり、手段であり、職業であり、勉強ですよね。
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