FXコラム

耳寄り情報

不安材料が山積する欧州

イギリスが相変わらず迷走しています。

 

昨日はポンドの激しい動きについていけず、「ちょ、待てよ!」とキムタクのモノマネみたいなことをPCの前で口走ってしまい、恥ずかしかったです(いつもポンドを見ている知人曰く「それほどでもなかったよ」とのこと、、やっぱりポンドは怖い!)。

 

結局メイ首相の首相退任は回避され、EU離脱に向けて加速すると言われているものの、引き続き議会でのEU離脱への反対は根強く、何かが解決したようには見えませんね。。。

 

デモを前に譲歩したフランス

対岸のEUに目を向けると、マクロン仏大統領は「黄色いベスト運動」の前に屈してしまいました。

 

結局、最低賃金を引き上げ、残業代の非課税などなど、かなりの譲歩をしたようです。

 

経済大臣を務めた彼がそれでいいと思うならいいのでしょうが、本当に大丈夫なんでしょうか? 一時しのぎではないことを祈るばかりです。

 

そんな中、サルコジ元大統領が「俺が戻らないと……」と自己顕示欲を丸出しにしていると言われていますが、シラクさん以降、なんだかずっと落ち着かないイメージです。

 

また、メルケルさんの退陣がすでに決まっているドイツでは、キリスト教民主同盟(与党)の新党首に選ばれたアンネグレート・クランプカレンバウアー氏が選出されました。日本の社民党もそういう時期ありましたが2代続けて女性とはびっくりですね!

 

クランプカレンバウアー氏は早速、メルケル氏とは異なる移民政策を打ち出し、求心力を取り戻そうとしているんだとか。

 

その他、イタリアの政治不安も続いていますし、欧州は不安材料でいっぱいですね。

 

今後も注目すべき外国人の就労

昨日のドラマ「相棒」では、外国人労働者をテーマにしたエピソードが放送されました。

 

ドラマなので、もちろん非現実的な設定はありましたし、以前にもドラマでは外国人労働者をテーマにしたものがたくさんありましたが、昨日のドラマはかなりリアルな感じでしたね。

 

近所のコンビニに「外国人が働いていますが、日本語が十分でないですが温かく見守ってください」なんていう張り紙が現実に張られている今だからでしょうね。

 

すでに移民労働者の問題が発生している欧州の今後の政策方針に関しては、日本もかなり注目していかないと、と思っています。

 

来年は円高の予想が多数派

さて、年末に近づき、今年の一文字が「災」であることの発表があったり、ニュースや新聞でも「来年を読む!」みたいな記事を見るようになりました。

 

今朝の日経では「円相場、来年は大きく動く?」とあり、外資系の証券会社はどこも円高(105円、108円ていう数字が……)予想をしているようです。

円相場、来年は変動大きく?|日本経済新聞

 

まあ、去年どこかで見た年末の円相場の予想は「95円~115円」っていうもので、「幅広すぎっ!」と思わず言ってしまいましたからね。

 

今年は今のところ、安値が104.56円で、高値が114.55円ですので、値幅が10円ギリギリないくらい安定した「災」という今年の一文字とは真逆の円相場だったと言えます。

 

さて、今年もあと少し、このまま「安定」で終わるのでしょうか。

 

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