FXコラム

耳寄り情報

健全で公正な市場を守る法律

久しぶりに新聞で「FX」の文字を見たかと思えば、東郷証券がFX取引で発生した顧客の損失を補填したとのニュースでした。

 

かつて四大証券と呼ばれていた山一証券が倒産した理由もこの損失補填だったんですよね。

 

その当時は、損失補填は違法ではなかったので、どこの証券会社でも行っていたようですが、その後法律で禁止されたため、ここしばらくはこのような事件はなかったようで、「近年異例」の事件と揶揄されています。

FX損失補填の疑い―監視委、東郷証券を強制調査|日本経済新聞

 

損失補填は金融商品取引法により禁止

これは金融商品取引法39条に記載されており、顧客サイド、企業サイドの双方への禁止事項となっています。

 

理由としては「健全で公正な市場を守るため」、投資家が損失補填を企業サイドへ依頼すること、そして企業サイドがそれを約束することも禁止されています。

 

そもそも金融商品取引契約は「自己責任」が原則です。

 

ただし、「絶対儲かります!」などのいわゆる誤認勧誘、事務処理などの人為的ミス、サーバーが止まるなどのシステムトラブルなどの場合はもちろん損失補填の対象になりますので、何かあったらFX業者に問い合わせるのはもちろんアリですよ!

 

また損失補填とはちょっと違うのですが、最近よく聞くのが「MT4のチャートでは絶対ささっているのに、約定しない。これはシステムトラブルだろう!」と怒りの声。

ちょーっと冷静になってくださいね。

 

MT4のチャートはBID表示なので、SELLポジションの場合は決済はASK値なことは忘れないでくださいねー!

MT4にASK値を出しておくのも良いですね。

ツール→オプション→チャート、もしくはチャート→プロパティ→全般で「Askのラインを表示」で出てきます。

 

ただASKのプライス自体は見ることができないので、気になる場合はブローカーに問い合わせてみてください。

快く、ASKの値を教えてくれますよ!

 

一般教書演説で団結呼びかける

さてさて、トランプ大統領の一般教書演説が5日に行われましたね。

 

中間選挙で下院を民主党が奪還したことを受け、多少の融和姿勢は見受けられたようですが、相変わらずのトランプ節だったようです。

 

失業率の低さでアメリカ経済の好調さをアピールしたものの、株価の低下や貿易戦争の影響が出ていることは明らかであり、苦しそうではありました。

 

今月末に米朝会談がまた開催されるようですので、そこで巻き返すことができるのでしょうか?

 

パスワード分からずまさかの事態に

ところで、最近、ちょっと気になったニュースをひとつ。

 

カナダの仮想通貨の交換会社の創業者の急死により困ったことが起きているというもの。

 

仮想通貨を引き出すために必要なパスワードを知っているのは亡くなった創業者のみとのことで、現在150億円超の顧客資産が引き出せなくなっているんだとか。

仮想通貨引き出せず 交換会社トップ急死で カナダ|日本経済新聞

 

強固なセキュリティゆえの事件ですよね……。破産手続きの申請を現在はしているようです。

 

技術はいくら進化しても、不死身の人間はいないわけで、こうなるとAIの使い方とかなんかまた新しい議論が出てきそうです。

 

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