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新首相はブレグジットをどう導くか

日本のニュースが吉本一色になっており、「大丈夫か?日本」という気持ちになっている方も多いのではないでしょうか?

 

結構、大事なニュース出ている時期なんですけどねえ。

 

今朝なんて、日韓関係の悪化のせいで、韓国の高校生が日本に来て交流を深めるイベントが中止されたり、北朝鮮がミサイルを発射したりと、なかなか深刻な感じです。

 

また香港のデモもまだまだ収まっていません。

外務省のWEBサイトを見ると「注意喚起」が出ているようで、暴動の様子を見ていると旅行は控えた方がいいのでは?という感じですよね。

 

9月頃に近隣に3泊くらいでどこかに行こうかな、と韓国・香港などを考えていた身としては、なんだか寂しい気分です……。

 

英首相にボリス・ジョンソン氏が就任

もう一つ大きなニュースというと、イギリスで新しい首相が誕生しました。

 

2008年から2016年まで元ロンドン市長を務め、その後外務大臣を務めた(当時のメイ首相とブレグジットを巡り亀裂が入り、退任)ボリス・ジョンソン氏です。

英与党党首にジョンソン前外相 24日に首相就任へ|日本経済新聞

 

市長時代は「親しみやすい市長」という評判で2012年のロンドンオリンピックを成功に導きましたが、外務大臣に就任するときは「イギリスの恥」なんて言われていたようです。

 

私の覚えている限りだと、オバマ元大統領を「一部ケニア人の大統領」(確か)なんていう発言をしていたかと思います。

まあ、風貌もですが、なんとなくトランプ大統領を彷彿させる人物ですよね……。

 

しかし一方で、彼の破壊力(?)に期待する声もあるようです。

 

10月31日にEUを離脱実現に向けて、組閣作業に入るとのことですが、どんな決着を見せるのか楽しみであります。

 

「合意なき離脱」をするとどうなるか

さて、ここで、ブレグジットのおさらいを少し。

 

というのも、この前「合意なき離脱って、どことの合意のことですか?」と聞かれ、いろいろ説明をしていたのですが、自分で話しながらも「結構、これ複雑かも」と思いました。

 

「合意なき離脱」とは、「イギリスとEUとで何の条件合意もしないまま離脱する」ことです。

もし「合意なき離脱」となってしまった場合どうなるのか?というと、一言でいうと「EU法の適用から外れる」ということを意味します。

 

具体的にいうと、今まで無関税で貿易が行われていたEU圏内での取引に関税が発生したり(このことにより物価が上昇する)、金融活動に制限が出たり、人の交流にも影響が大いに出ます。為替でいうと、ポンドはおそらく下落する、と言われています。

 

イギリス経済はリーマンショックレベルの打撃となるとも言われており、いくら「移民の流入が制限され、イギリス国民に仕事が戻る」なんていうメリットがあったとしても、やはりダメージの方が大きいように見えてしまいます。

 

まあ、メリット・デメリットという観点でとらえる問題ではないんでしょうね。

ちなみにジョンソン首相は「合意なき離脱も辞さない」という強い姿勢を見せています。

 

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