FXコラム

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現実味を帯びてきた英EU離脱延期

先日Twitterを見ていたら、FX業界の著名人である羊飼いさんが「専業トレーダーは休みないし、マイナスの月もあるし、出会いない、退職金もないし、相場や制度が変わって稼げなくなったり引退してからの事を考えるとそれまでに2倍も3倍も稼がないとだし」とツイートをしているのを見かけました。

 

これは本当にその通りだよなぁ、と思います。

 

専業トレーダーの知人が周囲から「自由でいいなぁ」と言われて顔がひきつっているのを何度か見たことがありますからね。

ある程度、基盤を作ってしまえれば良いとは思うのですが、それまでの日々は本当に肉体的にも精神的にも厳しいのではないかと思います。

 

私も連絡が取れなくなった知人が何人か……、元気にしているのでしょうか(遠い目)。

 

英議会はEU離脱案を大差で否決

さて、イギリスですが否決となりました。

 

市場はこの結果を予測していたものの、この大差(432対202)は予測していなかったようで為替にも影響が出ましたが、驚くべきはポンドが跳ね上がったこと。

普通の考えでいうと、政府が負けたらポンドは下がると思うのですが、なぜか上昇……。

 

強硬離脱が避けられ、3月29日の離脱は延期になるのではという見方から上昇となったようです。

市場「離脱延期」にらむ ポンド、下落後買い戻し広がる|日本経済新聞

 

次の注目は来週21日に議会に提出されると言われている離脱に関する代替案づくりと言われているものの、今さら合意が得られる代替案が生まれるとはなかなか難しいと世界中が思っているでしょう。

 

メイ首相は「合意が得られる見通しが立ったら離脱時期を延期する」と離脱の延期についてはすでに述べているものの、折り合いがどこでつくのかはナゾです。

 

このゴタゴタが長引けば長引くほど、イギリスの経済、社会の混乱はもちろん、EU、そして世界経済への影響も出てくるでしょう。

 

私たちにできることはまったくないのですが……、とりあえず要人発言によって一喜一憂することを避けるためにも、せめてポンドがらみのポジションは控え目にしておきたいところです。

 

両建てでロスカット回避は難しい

ところで、最近「おお、そういう勘違いがあったか!」ということを発見しました。

 

「両建てしてればロスカットは永遠にない」というもの。

最初に言っておくと、両建てで儲けるのは本当に難しい!

 

ただ、儲けている方がいるのも事実ですし、両建てという方法がある以上、この方法を否定はしません。

実際、私も、2回くらい「しのげた」ことがありますが、その100倍くらい損しています。

 

ですので、あたふたしているうちにうっかり両建てになっていた、ということは仕方ないにしても(この気持ちわかりますよね?)、「とりあえず両建てでしのごう」と考えは危険です(ちなみに日本ではFX業者ではなく、金融庁が両建てを推奨していないようです)。

 

固定スプレッド、もしくは平常時であれば損益は変わらないものの、何かあってスプレッドがワイドになったらロスカットを食らいます!

買いポジションはBitで損益計算をし、売りポジションはAskで計算をそれぞれするということを忘れないでくださいね。

 

そのドキドキ感を実感していただくためにも、デモ口座で両建てポジションを持って、指標発表時前後にじーっと見てみてください。

 

「地獄」という言葉がぴったりの気持ちになりますよ!

 

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