FXコラム

耳寄り情報

FX・レバレッジ上限下げの裏側

先日、スタートアップ企業が集まるようなイベントに行ってきたのですが、今年はいわゆる「フィンテック」の企業が多かったように思います。

 

決済方法や仮想通貨関連などで、それほど目新しい感じはなかったのですが、いよいよ新しい金融の時代が来ている感じがしました。これをどう活かすか、どう自分の生活に取り込んでいくかは、自分次第。結局「選択をする」のは自分でしかないので、選択肢が増えれば増えるほど、生活の幅に格差が出来るんだろうなぁ、なんてことを思いました。

また20代の若者が「一人で会社始めました」という例も結構いて、日本もちょっとずつですが変わってきていると、少しワクワクしました。

 

国内FXでさらにレバレッジ引き下げ!?

さて、為替はドル円が久しぶりに113円台を超えました。「よーし!」と思っていたら、衝撃のニュースが。。

FX倍率、上限下げへ 現行25倍→10倍に 金融庁検討、来年にも|日本経済新聞

 

日本の金融庁がレバレッジ10倍を検討中だとのこと。つまり、100万円あってもドル円は1ロットも持てなくなってしまいます。「損失拡大を防ぐ投資家保護」を目的のようなのですが、なーんか違いますよねぇ。国民をバカにしているのか!?と思ってしまいます。ほとんどの人がリスクを理解したうえで、選択し、自分たちでマネージしながらFXをしていると思うのですが、どうして、こうチャンスというか可能性を奪っていくんでしょうか。

 

「大きな力を持っている銀行や証券会社の商品が売れないから、そっちへ流すためでじゃない?」とか、「投資で大金持ちになるチャンスを奪うためだ」など、FXユーザーは冷静にこの国を見ています。「フィンテック」ってのも、結局は「節約」と「決済の多様さ」だけのためかもしれませんね。テクノロジーの力によって、私たちの経済生活がいろいろな意味で豊かになることが「フィンテック」の目的だと思っていたのですが、何なのでしょうか。

 

これによって、海外FXへFXユーザーが移動せざるを得なくなると思うのですが、そうすると、また新たな規制が海外FXに来るんじゃないかというのも違う心配です。

 

日本でも総選挙実施へ

さてさて、「何だかな日本」つながり(?)でいうと、やっぱり「希望の党」でしょう。

 

私は最初、その文字を見た時、何やた新しい宗教団体かと思いました。政治家とは最初に政策や思いありきかと思っていたのですが、まずは権力を握る、ということが大事なんだな、としみじみ思います。

 

民進党の前原さんなんて代表だったのに、いきなり「希望の党」へ行くなんて、ちょっと引きますよね。。しかも、小池さんのところに行くには「改憲に賛成しなくてはならない」という踏み絵があり、これを超えていかなくてはなりません。政策に同意してこそ応援している支持者の気持ちと選挙に当選したい気持ちの板挟みで、想像しただけで苦しくなります。

 

そんな気持ちは想像できますが、国民の心情としては「なんかこの人たちおかしいから、自民党の方がいいや」となるんではないでしょうか。選挙があると株価や為替に短期的に影響が起きますので、そちらはもちろん注意が必要ですが、今回の選挙は違った意味で目が離せません。

 

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