FXコラム

取引

取引ルールをつくること Part1

2017年も始まって10日あまりが過ぎましたが、トレードの調子はいかがでしょうか。

 

今年は、というか今月20日にはいよいよトランプ大統領が誕生します。欧州ではBrexitが本格的に動き出しますし、オランダ、フランスなどで選挙もあります。2017年はまさに、「世界が動く年」と言っても過言ではない1年になりそうです。当然、相場も激しく動くでしょう。

 

そんな中、いかに楽しく、効率的に、そして健康的にトレードを行っていくかを考えると、最低限の取引ルールを自分で決める、ということが外せないかもしれません。マイ・ルールと言っても、実は難しいことはまったくありません。ダイエットの時に「午後9時以降は食べない」とか「毎日30分運動する」といったようなものと一緒です。

 

というわけで、いくつか例を挙げていきますので、一緒に考えていきましょう。

ポジションを建てたらストップを置く!決して、その幅をずらさない!

例えば、115.50でドル円を買ったとします。116円にリミット(指値)を入れて、おしまいという方、結構いるのではないでしょうか?「損失の放置」は危険です。必ず、ストップ(逆指値)も入れる癖をつけましょう。「朝起きたら、マイナスがすごいことに……」なんてことはよくあることです。ストップを入れておけば、自分の思考の範囲内で損失が確定できるのです。

 

また、115円に一度ストップは入れたものの、相場の変化と共に114.9、114.8とストップをドンドンずらしていく……、これもやめましょう。気持ちはわかりますし、相場がいきなり反転して結果的に利益を取れたということもあるとは思いますが、ほぼ失敗します。

「『1ポジションにつき、ストップは1回しか変えられない機能』というのを有料オプションでもいいので欲しい!」と思ったことが何度もあるほど、人間って結構弱い生き物なんですよね。もし、何度も何度もストップで引っかかって損失ばかり、という場合、値動きに対してストップの幅が狭すぎるのかもしれません。チャートを見て、どのくらいの値動きを1日でしているかなどを見直してみてください。

 

忘れないで欲しいのは為替は週5日、24時間動いています。利益確定のチャンスはいくらだってあるんです。1つの取引にこだわりすぎるのはやめましょう。「負けたら次!」と前だけ見ていきましょう!

 Trend is Friend!(トレンド・イズ・フレンド)

ジョージ・ソロスの名言ですが、これほど心に染みる言葉はありません。
トレードに少し慣れてくると「逆張り」をしたくなる人多いようですが、これもうまく行くケースはやはり少ないようです。超短期取引などの方は別ですが、基本的には逆張りは利益が少なく、損失が大きい「損大利小」になりやすいようです。トレンドに逆らっても、心労が増えるばかりです。そして、損失を補おうと無茶なトレードをし、雪だるま式に損失が増えていき、終了……、というパターンを何度も見てきていますし、私自身も実際やっています。。逆張りをしたくなったら、「トレンドイズフレンド」とひたすらつぶやいてください。そうしているうちに、新しいトレンドが出て来ますので、そしたらトレンドに乗ってください。

 

まずはこの2つを心に留めてみてください。次回はもう少し細かい話をしていきます。

 

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