FXコラム

取引

キャリートレード復活は本当か?

今週、個人的には日欧EPAの合意に胸躍っています。

 

乳製品好きとしては、「ヨーロッパのスーパーの乳製品売り場、まるごと日本に来てほしい!」と思っているので、乳製品やワインなどが安価でどしどし入ってくることは消費者としては嬉しい限りです(現在はチーズなどには最高40%の関税がかけられいます)。

 

ただ、もちろん国内生産者への対策・体制がどんな風になっていくのかが気になります。バター不足は意図的なものじゃないか?なんて記事を読んでしまったので、その辺の一般の生産者さんにとってフェアな対策をして欲しいですね。

 

キキャリートレード熱、再燃?

さて、最近「キャリートレード」という言葉をチラホラ見かけます。「なんだか、久しぶり!」って感じです。

 

「キャリートレード」とは簡単にいうと、「低金利の国の通貨を借りて、その通貨で高金利の国の金融資産を購入・保持した後に売却。購入時の価格と売却時の価格の差額から利益を出すことを目的としたトレード」のことです。

 

低金利通貨の国と言えば、日本です。つまり円で通貨を借りて、ドル建ての商品を買ったりすることです。サブプライムローン問題が出てくる前までは、円安トレンドが長らく続いていたので、ニュースでも頻繁に「円キャリートレード」という言葉が出ていたと思うのですが、ドルもユーロも金利が下がってことで、ここ最近はほとんど聞かなくなったように思えます。

 

「キャリートレード」はヘッジファンドのような大口の機関投資家や金融機関のディーラーが行う手法ですが、FXの場合は「スワップポイント狙い」がキャリートレードのようなものだと言えるでしょう。「スワップ派」も聞かなくなりましたよね。高金利通貨はもちろんありますが、長期保有するにはリスクが大きく、イマイチ、踏み切れないという方が多いと思います。

 

現在の円安の流れをキャリートレードによるものだ、という意見が多いのですが、一方で「でも、不安材料があった時に逃げ足が早いというキャリトレードの特徴からいうと、先日の北朝鮮のミサイルの時、それほど円高に触れなかったので、違うんじゃない」と言う人もいて、何とも言えません。私が円安になって欲しい派なのを知っているくせに、「いや、これから円高だって!」と何十回も繰り返す悪魔のような人に久しぶりに会ってしまい、心が折れました。

 

北朝鮮が地政学リスクの温床に

現在の株式市場などのボラティリティが低い相場はキャリートレードには適しているのは確かでしょう。「北朝鮮のミサイル問題じゃ動かなかった」と見るのがもしかしたら正しいのかもしれません。しかし、北朝鮮、不気味すぎます。アメリカも「これまでにない」との脅威を示すコメントを出しています。(トランプ大統領のツイッターは「北朝鮮はまたミサイルを飛ばした。他にやることないのか?」的なものでした。お茶の間ウケはしますが、大統領としてはどうなんでしょうね。。)

 

日本は防衛大臣の更迭が言われていましたが、今、更迭はさすがにないでしょうね。先週1週間は、タクシーに乗る度に運転手さんが稲田防衛大臣の悪口を言う、という不思議な体験をしました。いずれにしても、北朝鮮のミサイル問題、最初はトランプ大統領同様「またか!」って感じだったのですが、政府が出している広告を見る頻度が多くなってきており、本当に心配になってきました。相手が相手だけに、解決策が難しいですよね。

 

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