昨晩は久しぶりにドル円が115円に行くかと思うような相場でした。ドル円が動くと、やっぱりなんかワクワクしちゃいますよね。
【追記:今朝方、115円突破しましたね!雇用統計前に115円に乗っかるなって予期していませんでした。】
さて今回はスワップポイントについて、お話したいと思います。一時期は「スワップポイントで稼ぐ!」なんていう宣伝文句をFX業者のウェブサイトやマネー雑誌などでよく見かけましたが、最近はあまり見かけなくなりました。でも、スワップって、一体何なのでしょうか?
スワップポイントとは
そもそもスワップポイントとは、通貨の金利差によって生まれる利益のことです。
例えば、その昔「スワップ」派に人気だったオーストラリアドル(豪ドル)の場合、2008年の時点では金利は6.75%、しかし現在は1.5%、明らかに下がっているのがわかります。私も豪ドル円のポジションを1万通貨持って、160円くらいスワップポイントが入ったのは記憶にあります。ところが今だと1日30円くらいでしょうか。中長期トレーダーにとっては、この差は結構大きいものです。
もちろん現在でもトルコリラのように高金利な通貨もありますが、政治的・地政学的リスクを考えるとトルコリラの保有はちょっと難しいですよね。そんなわけで、最近はあまり「スワップ派」という言葉を聞かなくなりましたが、まったく気にしなくて良いか、というとそんなことはないのです。
スワップポイントにはマイナスもある
年初からFXをはじめたばかり知人の話を紹介させてください。ビットコインブームからFXをはじめたという結構珍しい彼なのですが、スワップポイントで地味に損をしていました。これだけで、もうピンと来た方もいるかと思うのですが、スワップに「マイナス」もあるというのを知らなかったのです。彼曰く、「表示のマイナスは気付いていたけど、ポジションを閉じたら戻ってくると思っていた」とのこと。
クロス円であれば、ほとんどの通貨が買いポジションを持つとスワップは付与されますが、売りポジションの場合、スワップは逆にひかれます。
それに気付かず、200円くらい利益が出たら利食いをして(スワップポイント20円引かれて180円の利益)みたいなことを繰り返していたのです。それぞれのマイナスは小額とは言うものの、ポジションを閉じるタイミングなどを少し考えれば損はしなかったのに、なんとももったいない話です。
逆に言うと、スワップポイントは今でも毎日発生しているので、もし「どの通貨ペアにしようかな」と迷った場合、少しでもスワップポイントが良い通貨ペアを選ぶのはアリです。ただし、スワップポイントだけを見て取引をするのは危険ですし、持つポジションによっては、マイナスが発生するということをお忘れないよう、気をつけてくださいね。
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