FXコラム

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リスクオン・リスクオフとは?

先日、友人たちと話をしていた時、「今年一番のリスクと言われていたフランスの大統領選挙が終わり、マーケットはリスクオンの流れとなっている」、というような話題に触れました。

 

そのとき、FXにあまり詳しくない友人から、「なんで、めでたし、めでたし、という流れなのにリスクがオンになるの?」、という質問が。

 

確かにリスクオンを「リスクのスイッチが入る」と捉えると、「???」となる気持ちわかります。では、今日はこのリスクオンについて話してみたいと思います。

 

リスクオン、リスクオフとは

経済ニュースでよく見たり聞いたりする「リスクオン」と「リスクオフ」という言葉。

 

簡単に言うと、「リスクオン」とは、「経済も安定してきたし、よし、ここはひとつリスクの高い商品を買うか!」「ハイリスクでも、この安定具合ならさすがに想定内の動きでハイリターンを見込めるだろう」と、投資家が新興国への投資を始めるなど、ハイリターンを求める傾向にあることを言います。株や商品先物を買う人が増える、と一般的には言われています。

 

一方、「リスクオフ」はその反対で、リスクを回避する動きになる、という状況を指します。リスクオフの状態では、普通預金志向が高まるような感じです。

 

どんな商品が買われやすくなるのか

為替で言うと、一般的に日本円、スイスドル、米ドルなどはリスクオフ資産と言われています。日本円と米ドルの関係に着目すると、日本円の方がリスクが少ないと言われているため、「リスクオフ」になるとドル安円高になりやすいと言われています。

 

現在、ドル円は115円を目指しそうで目指さないという状況で、昨日会った知人は「ポジションを建てる度に反対に行く。誰か、僕の取引を見ている!」と血走った眼でアブナイ発言をしていましたが、こんな状況の人、多いのではないでしょうか。どうか冷静に焦らず、取引をしてください。チャンスはいつでもあるんです!

 

ビットコイン急騰中! 

さて今週はフランス大統領選挙に、韓国大統領選挙、FBI長官の解任がありました。これらの状況を受け、連日ビットコイン価格が急騰しています。そのため、国内大手ビットコイン取引所であるコインチェックで一時的なシステム障害が発生するなど慌ただしい動きを見せています。コミーFBI長官の解任は尾を引きそうな感じですが、個人的には、コインチェックのシステム障害が今後の仮想通貨の発展の足かせにならないかが心配です。

bitcoin20170511

 

いろいろな掲示板で「ほら、やっぱりビットコインは危ない」、などとこれ見よがしの書き込みも見られましたが、日本のFX会社でもサーバが止まったりの障害はいろいろな会社で起こっていますし、証券会社でも障害が起こったことがあります。

 

障害対応をしたことのある身としては、コインチェック社の現在の大変さはよくわかりますし、きっと今後はより一層システムの強化に努めると思いますので、どうかビットコインを避けないでほしいな、と思います。「ビットコインの口座を複数に増やす」がここでの正解なのかな?と個人的には思っております。

 

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