FXコラム

取引

取引ルールをつくること Part2

いよいよ1月20日(金)より、トランプ政権が始まります。数年前、トランプ氏が出馬表明をした時にこの未来を本気で想像した人は多くなかったはずです。

 

でも、これが本当に始まるのです。就任前からきな臭い噂があちこちから聞こえており、「4年持つのか?」とも言われており、ウォーターゲート事件で任期中に辞任したニクソン以来2人目の途中退任大統領になるのでは、との声もささやかれています。いずれにせよ、トランプ氏の発言、施策からは目が離せません。

 

さて、どんな動きをするかわからない相場にぶち当たった時こそ、冷静さが必要です。前回、「ストップを必ず置く」、「トレンド イズ フレンド」の2点についてお話しさせていただきました。
取引ルールをつくること Part1

 

それ以外にも、多くの人が陥りやすい「罠」がありますので、ご紹介させていただきます。

両建て両損

昔の人はうまいことを言うもんです。売りポジションと買いポジションの両方を持っていれば、相場の流れの中で、どっちも利益が取れるのではないか?と考えてしまいがちです。

 

ところが、99%の人は含み損が膨れ上がり、損切るタイミングを逃してしまうのです。「以前、損切った瞬間に上がったから」というトラウマを抱え、「もしかしたら好転するかもしれない」という淡い期待とは反対に増えていくマイナスを見ていくというのは相当なストレスのはずです。

 

それでもできないのが、「損切り」なのです。

以前、一度だけ、知人に「お願い、このポジション閉じて!」と頼まれ、何度も嫌だ、と断ったのですが、「あなたがやらないと、私はどんどん貧乏になって不幸になる。それでもいいの?友達なの?」とよくわからないキレ方をされたことがあります。結局、結婚式のケーキ入刀さながらの「初めての共同作業」として、お互いの手を添え、マウスをクリックしました。損失額は20万弱だったと思うのですが、人のお金といえども、大変緊張し、ポジションを閉じたあとは、本当にホッとしたものです。

 

損したのに安心するっていう変な体験ですが、FX経験者の方ならきっと経験があるのではないかと思います。

ナンピンも危険

ナンピンとは、例えば買いポジションを持っているとき、少し価格が下がったときに、ポジションを買い増すというものです。この言葉を知らなかったという人も、やったことがある人がいるのではないでしょうか。これも、一瞬うまく行きそうなのですが、「トレンド イズ フレンド」の法則を知っていれば、やりませんよね。下がったら、もっと下がるんです。必要証拠金ばかりかかってしまい、下手するとロスカットになってしまいます。

 

個人的には証拠金維持率を見つつ、ロスカットにおびえながらのトレードは不健康で、うまく行くことはめったにないと思っています。不健康つながりで行きますと、寝不足、もしくは変なアドレナリンが出ている状態での取引も後悔をすることが多いようです。

 

忘れないでほしいのは、FXで取引しているお金はあなたが一生懸命働いて得たお金です。

 

根拠のないポジションを建てたり、ロスカットぎりぎりの窮地に追い込んだりはせず、愛情をもって接してあげてください。「このポジションを持つ理由」というのを毎回考えながらポジションを持ってみると、少しトレードが変わるかもしれません。

 

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