10月に入り、夜になるとだいぶ涼しくなってきましたね。ようやく秋の入り口に差し掛かってきたのだと感じます。
今月も、相場はFRBの追加利上げに関する情報に左右されて、ドルを中心に動くのではないでしょうか。
さっそく、先週の相場のおさらいからスタートしてみましょう。
年内追加利上げに向けたリスクオン
先週はイエレン米FRB議長が、「FOMCはゆっくりし過ぎないよう注意すべき」、「時間をかけて小幅に利上げしなければ、景気過熱のリスク」、「インフレは向こう数カ月で幾分上昇する見通し」といった年内追加利上げに向けた地ならし発言が聞かれたことや、トランプ政権から法人税率を20%へ引き下げることを含む「税制改革フレームワーク」を発表を受けた米株価上昇を受けてリスクオンモード。米金利上昇と米ドル高が互いに相乗効果を出し合っていました。
ドル円ですが、112円近辺からスタート後、週初は米朝間の対立激化に対する警戒感からやや円買い優勢となり、111.5まで下値を探る展開となりました。しかし火曜のロンドンタイム以降の持ち直し、上記のイエレン議長の講演を受けて、米金利の上昇と共にドル円も上昇開始。水曜には米税制改革の報道を受けて再び113円台に突入し113.30近辺まで上値を伸ばしました。そこで一旦跳ね返されると4半期末に向けた利益確定の売りが優勢となり、112.5と小幅円安の水準で週末を迎えました。
ユーロドルでも、米ドル高の展開でした。前週の引け1.195近辺から、ドイツ選挙の結果を受けてメルケル氏が勝利も政権が不安定化するとの見通しから、ややギャップダウンしてスタート。その後もジリジリと下値を追う展開へ。米ドル高も入り混じり水曜日には1.170を伺う水準まで下落しました。週末に向けて若干買い戻され1.181台とユーロ安で引け。
他の主要通貨に関しても同様の動きで、ポンドドルは1.350近辺から、Brexitに係る見通し不透明感(相当いまさら感がありますが。。)もあり1.338台まで下落。豪ドルへも利益確定の売りが持ち込まれ、0.796台から0.784近辺まで下落しました。ユーロ円、ポンド円、豪ドル円といったクロス円もユーロ、ポンドなどの対米ドルでの上値が重い展開を受けて、やや下落基調となり最近の大幅上昇からスピード調整となっています。
今週は米国雇用統計
さて、今週は米雇用統計や米ISM製造業といった主要統計の発表週になります。イエレン議長の追加利上げ地ならし発言もが聞かれていることから、結果はどうであれ年末に向けてややドル高基調が続きそうな地合いに思われます。ドル円に押し目が見られた場合は年末に向けて買いではないでしょうか。北朝鮮を巡る状況は相変わらずワイルドカードではありますが、短期間のノイズで市場への影響は限定的と見ます。
欧州では、スペイン・カタルーニャ州の独立を巡る動きが再び表面化しています。中央政府の反対を押し切って独立の是非を問う住民投票を実施。警官隊とのもみ合いで多数の負傷者も出ているとの報道があります。州都バルセロナは世界的な観光地でもありスペインとしては独立を許すわけにはいかず、何とも頭の痛い問題です。ユーロは1.2070と上値を売って以来の反落がややトレンド化しつつあるように見え、年末に向けて今年積みあがったユーロ・ロングの解消が見られる可能性もあり、さらなる利益確定売りに注意が必要と思います。
さて、日本でも選挙!…… 個人的には、ちょっと真剣に見る気がなくなってきました。民進党の前原代表が情けないやら、今回も政策云々の話よりも安倍VS小池現東京都知事といった劇場型で終わりそうですね。特に何も変化はないでしょう。。。安倍政権の存続と円安が年末に向けた短期的なテーマでしょうか。今週から最後の四半期!さあ、年末に向けて頑張りましょう!それでは皆様、今週もグッドラック!
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