FXコラム

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今週の相場観:2017年12月第2週

前週は、米減税法案を巡る憶測やトランプ政権のロシアゲート疑惑などで、米ドルはせわしない動きを見せました。

 

その一方、Brexit交渉で進展が見られたとされた英ポンドの上昇が顕著でしたね。

 

前週のドル円は、111.50近辺でスタート後、週初は北朝鮮のミサイル発射準備報道などを受けて下値を探る展開。一時110.8台まで下落する場面も見られましたが徐々に落ち着きを取り戻し上昇に。29日は翌日に行われる米上院の税制改革法案の採決に向けた票読みで、反対の可能性があるとされていた共和党議員が賛成に回ったとの報道で米株式上昇と共にドル円も112円台を回復。30日は112.5まで上値を伸ばした後は、採決見送りやティラーソン米国務長官更迭の可能性等の報道を受けて、また112円割り込みました。

 

しかし、1日に採決が取られるとの報道からNY引けには再び11.2.5まで回復と慌しい動きとなりました。そして1日、ISM製造業指数が若干市場見通しを下回ったが、税制法案採決に必要な共和党票が確保出来たとのマコネル上院院内総務の発言から上値を探る展開へ。112.9近辺まで上昇しました。

 

ドル高を打ち消す、ロシアゲート問題の再燃

そして突然、このタイミングでロシアゲート報道が浮上。

 

トランプ米大統領とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑で米連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をしたとして訴追され、虚偽供述を認めたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が、トランプ氏自身が大統領就任前にロシア側と接触するよう指示したと証言する意向を持っているとABCニュースが報じられ、ドル円は一気に111.5まで下落。その後やや買い戻され112.2近辺と前週比では多少の上昇で引けました。

 

ユーロドルは1.1930近辺でスタート後、上値が重い展開。前週のドル安の切り返しから終始下値を探る展開で一時1.181台まで下落、しかし30日に月末のポジション調整とみられるユーロ買いが見られたことから一気に1.190を回復、金曜日もロシアンゲート報道を受けて一時、1.194近辺まで上昇するも上値も重く1.189とこはばユーロ安で週末を迎えました。

 

ポンドドルは、英政府が欧州連合(EU)離脱に伴う支払清算金について、EUの要求に近い額を支払う意向を示したことにより、今後の通商協議が進展し英国の合意のない無秩序な離脱を回避出来るとの期待から終始堅調な展開に。1.334近辺からスタートし、木曜までで1.355まで買われました。金曜日はロシアゲート疑惑などによるポンド円の下落などにつられてやや売りとなりましたが1.348近辺と上昇して引けました。豪ドルは狭いレンジで方向感は特段なく、0.762近辺でスタート後下値は0.7566までありましたが、持ち直し0.761とほぼ変わらない水準で引けました。

 

お待ちかねのアメリカ雇用統計

さて、今週は今年最後の米雇用統計が発表されます。

 

12月の利上げがほぼ確実視される中、来年の利上げペースを図る上ではやはり賃金の上昇率に注目でしょうか。「賃金の上昇なくしてインフレなし」、アマゾン効果で広範に渡る消費者物価にデフレ圧力が見られていることから、賃金の健全な上昇が見られるか、楽しみなところではあります。

 

しかし、それにしても、一つ一つの報道に対する値動きが荒くなってきた印象があります。

 

12月に入ってきて市場全体に流動性が薄くなっていますので、短期的なトレーディングには不向きな時間帯となっているのではないでしょうか。ポジション繰りにはくれぐれも注意しましょう。前週金曜日のNY時間に再度注目を浴びたロシアゲート疑惑、週末にはトランプ氏の娘婿のクシュナー氏がフリン氏にロシアへ連絡を取るよう指示したとの報道が出たことや、税制法案が上院で可決されたことから、どうやらドル円は上昇して始まりそうです。

 

北朝鮮は「トランプ氏は核戦争をしたがっている」との発言があったりと、いまだ落ち着かず……。手放しでリスクオンという気分にはなれませんが、税制法案可決を受けてドル円も上値を模索といった展開でしょうか。雇用統計次第では、思わぬ上値追いもあるかもしれませんね。しかし、いずれにしても値動きが荒い展開が予想されますので、控えめに過ごすのがいいかもですね、年末ですし。

 

では皆様今週もグッドラック!

 

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