ゴールデンウィークいかがお過ごしでしたか?リラックスできましたでしょうか?
フランス大統領選挙の決選投票も無事終わり、トレードしやすいマーケットになりそうです。
イベント尽くしの1週間
前週は米国で主要な経済指標の発表、FOMC(連邦公開市場委員会)などイベントの多い週でした。
米ドルは主要通貨に対してまちまちの動きとなりました。ドル円に関しては、111.5台から静かにスタート後、じりじりと上値を伸ばす展開に。月曜夜に発表されたISM製造業指数は54.8と市場予想の56.5を下回りました。しかし、6月の利上げを妨げるほどの結果ではなく、ドル円はじり高。
現地水曜日午後のFOMCでは政策金利は事前予想通り据え置かれましたが、会合後の声明文にて、「1-3月期の成長減速は一時的なものである公算が大きい」とする一方で、「労働市場や消費関連支出は引き続き良好。インフレ率もFRB(米連邦準備理事会)の目標に近い水準で推移している」と発言し、全体的に6月利上げを示唆する内容となりました。米金利の上昇と共にドル円も買われ、112.70台まで上値を伸ばしました。
続いて金曜日に発表された米雇用統計では、211千人の雇用者数増加、失業率が4.4%と良好な結果となり、6月利上げをほぼ確実視する動きからドル円は高値圏を維持、112.75近辺で週末を迎えました。
ユーロドルは、現地3日に行われた仏大統領選テレビ討論会後の世論調査がプラスに働きました。その世論調査では、63%の人がマクロン氏の方が説得力があったと回答。この結果を受けて、市場では週末の決選投票にてマクロン氏勝利、極右のルペン氏敗北を織込む動きとなり、ユーロは1.0998まで上昇。約半年ぶりの高値圏で週末を迎えました。
ECB(欧州中央銀行)が来月の理事会で金融刺激策の解除について一段タカ派的な姿勢を示すのでは、との憶測もユーロ上昇を終始支える展開となりました。ポンドドルも良好な景況感指数やユーロを始めとした欧州通貨の上昇に支えられ堅調。1.295台から1.298台と小幅に上昇しました。オーストラリア・ドルは鉄鉱石価格の下落を受けて0.7488から一時0.737台まで下落。終盤0.742台まで回復しましたが下落基調で週末を迎えました。
マクロン氏勝利で終わったフランス大統領選
さて、仏大統領選の決選投票はテレビ討論会も無難に終わり、マクロン氏優勢が伝えられる中、長らく重しとなっていたルペンリスクがいよいよ払拭される時が来たのでしょうか。マクロン氏勝利確定となれば、ユーロドルの節目1.1000を超えて更に上値を目指す展開もあり楽しみです(東京時間、5月7日時点)。
米国では、企業決算が概ね良好な結果となり、米株式市場は再び上値を伸ばす展開となっています。エネルギー企業も昨年からの反動もあり、順調な決算を発表しています。特に採掘コストの低下、生産性の向上に触れられる事が多いのですが、気になるのが原油価格の下落です。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の原油価格は49.3ドルからスタートし、一時44ドル台まで下落。なんとか46.2ドルまで持ち直しましたが、米国で採掘リグの稼働数が増加傾向を続ける中、一段と原油価格下落となればインフレ率の低下憶測からドル円が低下するリスクもあります。
また、ロス米商務長官は対日本の貿易赤字に関して、「米国はこれ以上耐えられない」と発言しており、引き続きトランプ政権のドル高牽制の姿勢が崩れていないことにも留意が必要です。とは言っても6月利上げがほぼ確実視される中、日本発の材料も乏しく、中期的なドル円の上昇シナリオは維持しても良さそうです。
ユーロドルの上昇も期待出来るので、ユーロ円も大幅上昇の可能性もありますね。本格的な円安になる前に海外旅行に行った方がいいのかも!?それでは皆様今週も、グッドラック!
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