FXコラム

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今週の相場観:2017年8月第2週

前週は、最近継続していた米ドル安にやっと一旦歯止めがかかった形となりました。

 

雇用統計を含む経済統計に注目が集まる週ですが、ドル円は110.7近辺スタート後、特に材料もない中でジリジリと下落。火曜日のISM製造業指数が事前予想を小幅に下回ったことやGMを始めとした自動車売上販売統計が不冴えな結果となったことで米国債の金利低下を見ながらドル円も低下。一時109.90近辺までの下落を見せました。水曜日はADP社発表の雇用指標が無難な結果となる中、反発して110.7近辺を回復。木曜日はISM非製造業指数が弱い結果となったことで再度ドル売り再開し、110円を割り込む展開。その後110円台前半で金曜日の雇用統計を迎えました。

 

雇用統計がドル安の歯止めに

お待ちかねの雇用統計は、雇用者数の増加が209千人と予想の180千人を上回りました。インフレ率の行く末を見る上で注目の平均時給伸び率は前年比で+2.5%とこちらも予想の2.4%を上回りました。これらの結果を受けて、市場はドル買で反応しました。一時111.10まで上値を伸ばしましたが、その後は失速し結局は前週末とほぼ同じ110.70近辺で週末となりました。

 

ユーロドルは1.175台でスタート後、ドル円と同じく週初はユーロ高の展開に。月曜日にあっさり1.1850まで上がり、その後一旦1.180までの調整を見ましたが、水曜日にはユーロ円の131円突破に伴う押し上げもあり一時1.190を上方にブレイク。雇用統計で一気に1.200の大台もとの期待も膨らみましたが、雇用後は上述の通米ドル買優勢となり、ユーロドルは一気に1.1730まで売られ、その後1.177近辺まで回復。小幅の上昇となりました。

 

ポンド・ドルは1.313でスタート後、週前半は1.3240近辺まで上昇。しかし、木曜日のイングランド中央銀行による金利据え置きと早期の引き締めを匂わす発言がカーニー総裁より聞かれなかったことで下落開始。木曜日には1.3140近辺まで、金曜日は全般のドル買いを受けて1.3040まで下落して週末を迎えました。オーストラリアドルは0.799台でスタート後、0.8050近辺まで快調に上値を伸ばしましたが、隣国ニュージーランドで雇用の弱さが見られてニュージーランドドルが下落したことを契機に下落開始。米雇用後の売りもあり一時0.790を割り込み、やや回復して0.792台で引けました。

 

今週の展開は?

今週の注目は金曜日の米インフレ統計でしょうか、9月にFEDのバランスシート縮小がほぼコンセンサスとなる中、年内に利上げが行われるか否かはインフレ率の動向次第と言えます。

その行く末を左右すると言える財政関連ニュースとしては、減税について1つネタがあります。金曜日にコーン米国家経済会議(NEC)委員長が、米国が他国と競争していくには法人税率を少なくとも3分の1引き下げる必要があると示唆しました。現在35%の税率を少なくともOECD加盟国の平均23%、トランプ大統領の15%にどこまで近づけるかは今後の動き次第ですが、少なくとも大幅な法人税率引き下げが今年中に議会でまとまれば、株式市場にとってはサポート材料になると言え、やはり米国へお金が集まりやすくなりドル高要因と言えそうです。

 

さて久しぶりに「アメリカ・ファースト」Deal に動きが見られました。

 iPhoneの組立大手である鴻海精密工業(Hon Hai)の100億ドルのウィスコンシン州への工場建設に関して、なんと今週には投資額は3倍の300億ドルに上るとトランプ大統領が発言。途方もない大きさですね!鴻海としては、米国への輸入税が引き上げられる場合を想定すれば米国に工場があった方が良いわけでして、なんというか昔のトヨタ自動車などの日本車の工場進出に似ていますね。それにしても、「仕事人」内閣とか名前だけで実質的に何も経済へ貢献するような政策を出せていない日本の内閣と違い、強引でも大型ディールを持ってくる力量のある大統領の方がやっぱり国民にとってはいいのかもしれませんね。引き続きポジション繰りには注意してください。では皆様、今週もグッドラック!

 

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