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今週の相場観:2018年1月第5週

前週は、対主要通貨で一段と米ドル安が進行しました。

 

ドル円ですが、110.80近辺でスタート後、一旦111.20近辺まで回復を見せましたが、米政府機関閉鎖や米国債の金利が低下する中、ドル円もじり安展開に。火曜日のNY引けには110.30まで低下しました。

 

相変わらずドル円安

政府機関の閉鎖はあっさりと解除されるも、水曜日にはムニューシン米財務長官が「弱いドルは貿易などの面で米国にとって良い」と発言。

 

これがドル安地合いに拍車をかける形となり、109円台前半まで下落。木曜日も108.50まで下値を追う展開となりました。

 

しかし、トランプ米大統領がダボスにおけるメディアインタビューにて「究極的には強いドルを望む」とコメントしたことから急速に買い戻され109.50水準を回復しました。

 

そして金曜日は同じくダボスにて黒田日銀総裁が、「インフレ率が日銀の目標としている2%に達するのを阻む複数の要因が存在しているものの、賃金と物価は緩やかに上昇しており、目標に近づきつつある」、との認識を示したことから、日銀による緩和政策の出口が意識され円高機運が一気に高まりました。

 

これにより、一時108.30近辺まで低下した後、若干買い戻され108.60近辺で週末を迎えました。

 

伸び続くユーロドル

ユーロドルは週末の米政府機関閉鎖の報道を受けて前週の引け1.2220近辺より高い1.2260近辺でスタート。その後も下値は堅く1月のユーロ圏消費者信頼感が17年ぶりの高水準となったことを受けて、1.2300まで続伸しました。

 

24日は上記、ムニューシン米財務長官の発言からさらに1.2400まで上値を伸ばし、木曜日のECB会合を迎えました。

 

予想通りの政策据え置き後のドラギ総裁の会見では、「最近のボラティリティ上昇は不確実性の源で、中期的な物価見通しに与える影響を注視する必要がある」と言及されるものの、「悪影響」などの踏み込んだ発言が聞かれなかったためユーロ高容認と解釈され1.2540近辺まで上昇しました。

 

その後、若干利食いに押される中、トランプ大統領の強いドル発言から1.240を割り込むなど乱高下。金曜日は若干の上下動を経て1.2430近辺で引けました。

 

安定に上がっている他通貨ペア

ポンドドルは1.390近辺からスタートし、上昇を継続。水曜日に発表された雇用統計で賃金上昇率が予想を上回ったことから金利が上昇し、ポンド上昇のトレンドを保ちます。木曜日のトランプ発言前までに1.4350近辺まで上値を伸ばしました。

 

その後は利益確定の売りや、金曜日の黒田発言を受けたクロス円安に押され1.4160近辺で週末を迎えました。

 

オーストラリアドル、ニュージーランドドルも米ドル安のなか、それぞれ0.7995から0.8110近辺、0.72770近辺から0.7350近辺まで上昇して週末を迎えました。

 

大騒ぎとなる仮想通貨取引所コインチェック

さて、日本で週末話題となった大手仮想通貨取引所のコインチェックを巡る不正流出騒ぎ。

 

580億円分を失い、460億円を返金するのだとか。

 

どんな会社なのかをネットで見てみると設立2012年で資本金が9200万円だそうです。1億未満の資本金の会社が460億円を自己資金にて返金とは凄いですよね。

 

財務諸表は見られませんが、それだけ収益があがっていたということも言えるのかもしれません。

 

将来の基軸通貨はどうなるか

戦後の歴史を振り返ってみますと、超大国米国が基軸通貨米ドルを中心とした世界貿易体制を築き世界経済の礎を整えて来たということでしょうが、ロシア、中国が台頭する中、米国の地位が弱まりつつあるのも事実です。

 

大英帝国の没落と共に英国ポンドの失墜があったように、今世界の為替市場で信用力の高いと見られているハードカレンシーに対する信用がなくなり、仮想通貨が世界の共通通貨として地位を高めることがあるのかどうか、今後数年の動きには本当に注目ですね。

 

太古より価値保存の手段として発達した通貨。

 

これほど値動きが激しいと、ちょっと価値保存出来ないという見方もありますが、世界中で決済機能を持つという従来の通貨では成しえない凄まじい特性も持っているだけに引き続き目が離せません。

 

来週はFOMCに雇用統計と米国発の材料の多い週です!

 

今年に入っての強烈な米ドル安トレンドが一段激しくなるのか、一旦止まるのか非常に注目です。年初ということもあり値動きが激しくなっていますのでポジション繰りに注意しつつ頑張っていきましょう!

 

では皆様今週もグッドラック!

 

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