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今週の相場観:2019年1月第2週

あけましておめでとうございます。

 

さー、2019年も頑張りましょう!!と思った瞬間、フラッシュ・クラッシュがやって参りましたね。

 

日本が正月休暇中で流動性が乏しい東京時間朝にドル円が一時105を下回ったとされており、2016年の日本が休日の際に起きた南アフリカランド円の急落を想起させます。

 

フラッシュ・クラッシュが発生したドル円

ドル円ですが、12月31日は米国市場を中心とした株式市場への警戒感が強くじり安となり、109.69と110円台をキープできず2018年を終えました。

 

1日の休場を経て2日、日本が休みの中ドル円の売りが継続しました。一時108.70近辺まで下落し、弱めのISM製造業指数が上値を抑え108.90で引けて運命の3日を迎えました。

 

3日の東京朝、NYの引け後にアップル社が「iPhoneの売れ行きが芳しくない」として収益見通しを引き下げ、それを契機としたドル円、クロス円の売り仕掛け、さらにトレンドフォロー系のモデルの売りが値動きを加速。。。わずか10分の間に108.60から104.9台と3円以上の下落、いわゆるフラッシュ・クラッシュが発生しました。

 

その後徐々に流動性が回復し107.70近辺で木曜日を終え、金曜日の雇用統計、パウエルFRB議長の講演を迎えました。

 

雇用統計は予想の184千人に対して312千人の雇用増、平均時給の伸び率も前年比で予想+3.0%に対して+3.2%と非常に強い内容に。ドル円も買いで反応し、発表前の108円丁度から108.5まで買われました。

 

その後のパウエル議長の講演では、同氏が「マーケットの発するシグナルを注視している、政策は柔軟に変わり得る」と、株式市場の動きをケアする発言。これを受けて、市場はハト派と解釈しドル売りで108円近辺まで下落。しかし、結局株高がリスクオン円売りを誘発し108.5まで上昇して週末を迎えました。

 

年明けに荒い展開となったユーロ・ドル

ユーロ・ドルですが、1.1440台でスタートし方向感出ず、1.1470手前で月曜日、2018年を終えました。

 

2日、ドル円が108円台へと売られる中、ユーロ・ドルは1.1500手前まで上昇、しかし再びオプション絡みなのか売りに阻まれると同日のうちに1.1320まで下落と荒い展開。

 

その後やや買い戻されて1.1400前後で米雇用統計を迎え、強い結果を受けた米ドル買で1.1350まで下落、しかしその後のパウエル議長のハト派発言で1.1400近辺まで買い戻されて引けました。

 

クロス円の影響を受けた他国通貨

ポンド・ドルは、1.2700近辺で月曜日スタート、多少買われて1.2750近辺で2018年を終了。

 

その後は2日に1.2770まで買われてからユーロ同様に1.2600割れまで売られ、3日のフラッシュ・クラッシュ時もクロス円絡みで一時1.2450まで下落、その後は買い戻し基調で、パウエル発言で1.2720台まで買われて引けました。

 

オーストラリア・ドルは0.7040台でスタートし、多少買われて0.7050近くで2018年を終了。その後2日は中国の景気指数の悪化で一時0.6980まで下落、そのままのレベルで3日を迎えます。

 

フラッシュ・クラッシュでオージー円も大きく売られて、こちらも0.6980から0.6750割れまで急落、その後は、米中貿易協定への進展期待やパウエル発言で一段買い戻しが進み0.7110台まで上昇して週末を迎えました。

 

リスク回避の日本円買いが進むか

さて、2019年がスタートしましたが、予想以上に値動きが荒い展開となっています。

 

欧米勢のトレーダーやヘッジファンドは元気な中、FRBが昨年10月から始まっている株式市場の大幅下落を受けて態度を軟化させるか否かに注目が集まり、小さなニュースでも大きな値動きに繋がる展開です。

 

アップル社の業績下方修正は確かに大きな材料ではありますが、上記のフラッシュ・クラッシュを引き起こすような規模のものとはとは思えません。やはりモデル系の売りなどが日本の休暇に出るとこのような事態に繋がり得るということを心に留めておくしかないですね。恐ろしい。。。

 

主要材料を見ますと、米雇用統計が労働市場の絶好調を示唆する一方で、ISM製造業の新規受注が大きく下落しています。雇用統計は遅行指数、ISM製造業指数は先行指数なので、普通に考えるとここから一段雇用が改善するというはちょっと難しいというイメージかと思います。

 

同時にパウエル議長の発言も単にデータだけ見てというだけでなく、株式市場の動向なども加味しつつ政策を柔軟に議論していく姿勢を打ち出しましたので、中期的にはややドル安トレンドが出やすい地合いになってきているのかもしれません。

 

とは言っても、欧州はイタリア財政問題、フランスの内政問題を抱え、ポンドはBrexitを巡る不透明感、オーストラリア・ドルは米中貿易協議の影響大、とグローバルに傷を抱えています。

 

そうすると消去法的に日本円を買っておこうというのがトレーダーの心境なのかもしれないですね。

 

あわせると、ドル円には下落の圧力がかかりやすく、ユーロ・ドルは特にヘッドラインが邪魔しなければやや上昇といったイメージが年初の相場感でしょうか。

 

状況はすぐに変わってしまうかもしれませんけれども。今年は本当に荒れそうですね!

 

去年以上に生き残り重視でポジション調整には気を付けて行きましょう。

 

それでは皆様、今年もグッドラック!

 

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