先週は週半ばにFOMCが開催され、会合後の声明文及びパウエルFRB議長からのハト派的なコメントが米ドル安材料となった週でした。
一方、米雇用統計やISM製造業指数は力強さを維持しており、週末に向けては米ドルの買い戻しとなり、本格的なトレンド発生にはいたらずといった展開に。
パウエル議長のハト派発言で下落したドル円
ドル円ですが、109.5台からスタートし、週初はFOMCを控えて下値109.10、上値109.6近辺と狭いレンジに終始しました。
水曜日のNY時間に強めのADP雇用統計が発表され、109.80近辺へやっとわずかにレンジを上にブレイク。
さて注目のFOMC!
1月4日のパウエル氏の「市場が送るシグナルに慎重に耳を傾ける」とのハト派的な発言から、今回の声明文でもハト派転が予想されていましたが、
「忍耐強く、様子見姿勢が適切と判断」
「バランスシートの正常化の時期を模索、必要があれば柔軟に調整」
「米経済は堅調ながら、中国、欧州経済の失速などでインフレ率の上昇の根拠は薄れ、利上げの根拠が弱まった」
と全般的にハト派的な内容でした。
また記者会見におけるパウエル氏の発言も今までの「経済指標次第で利上げ継続」といったトーンから、「忍耐強く状況を精査」、「状況に応じてバランスシートの正常化のペースを調整も含めて柔軟に対応」する可能性を示唆し、次の政策は利上げ、利下げ両方あり得るといったスタンスが示され一気に米ドル安、株などのリスク資産上昇の流れとなりました。
ドル円も、水曜日に108.80まで木曜日には一時108.50まで下落しました。
一気にトレンドが出るかとも思われましたが、金曜日に発表された米雇用統計と製造業ISMが好調な内容となったことで、一旦ドルが買い戻される流れとなり先週とほぼ変わらない109.50近辺で引けました。
FOMCを受け上昇したユーロドル
ユーロ・ドルは1.1410近辺からスタートし、ドル円同様FOMCまでは1.1390、1.1450と狭いレンジに終始、FOMCでハト派色が鮮明となると、ドル売りが加速し一気に1.1500をブレイク。木曜日には高値を1.1515まで伸ばしました。
しかし、上値の重さが確認されるとここで失速、イタリアのGDPが弱いなどの材料も手伝って1.1435まで売り戻されました。
金曜日も一時上値を伺いましたが1.1500にも届かず、米指標が強かったこともあり1.1450台と小幅高で引け。
動議採決のネガティブな内容にポンドドルは下落
ポンド・ドルは、1.3200近くからスタート、29日に英議会においてEU離脱を巡る動議採決が行われましたが、EUとの非現実的な再交渉を行う必要に迫られる内容でややネガティブ。
採決後、ユンケル欧州委員長、マクロン仏大統領からは「再交渉は不可能」といった発言が聞かれており、ポンドは1.3050近辺まで下落しました。
その後ハト派FOMCで1.3150まで買い戻されるも、週末に向けて1.3080近辺まで売られて引けました。
オーストラリア・ドルは0.7180近辺からスタート、こちらも週初は方向感のない展開でしたが、FOMC後に一気に0.7280近くまで上昇。
木曜日には0.7300手前まで上昇しましたが、一旦売りに阻まれ、金曜日は米指標を受けた米ドル買戻しで上値重く、0.7250での引けとなりました。
米中貿易交渉に大きなネガティブなニュースがなかったことも下値を支えました。
本格的な米ドル安トレンド発生か
さて、FOMCの本格的なハト派転への道が開けたことから、経済指標が弱まってくれば利上げ休止が長期化した後に、利下げ実施の可能性もあり、本格的な米ドル安トレンドの発生を期待させる相場展開となってきました。
米中貿易交渉の流れとそれに伴うグローバル経済の見通し次第では、年内利下げの可能性もあるため、米ドル売りの仕込み時を模索したいところです。
ドルに対して、どの通貨を買うかというのが悩ましいところです。。
為替市場の規模で言えばユーロなのですが、ユーロもイタリアが景気後退に直面しているなど、景気に力強さを欠きますし、ポンドは、、、相変わらずのEU離脱交渉を巡るゴタゴタ。
豪ドルも米中交渉の影響を受け易く不安定となる可能性、、となると消去法的に円なのでしょうか。。
日銀の緩和余地が限られている点や、オリンピックを翌年に控えて景気が下支えされやすいことを考慮すると、円買いが妥当な選択肢なのかもしれませんね。
オリンピックが終わった後のブラジル経済の落ち込みっぷりを振り返ると不安ではありますが、今年はドル円が下を目指すのではとの見通しで、売り場を適宜探していく、もしくはユーロ・ドルを徐々に仕込むといった戦略が今のところ機能しやすいのではと感じます。
そろそろトレンドが出てもいいのではという日柄になってきています。
そろそろじゃないでしょうか……ドル安。。??
それでは皆様、今週もグッドラック!
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