トランプ米大統領は重症化に至らず、元気にツイートを継続。
週前半に「大統領選まで追加財政政策について交渉しない」との発言で株価下落、クロス円下落の局面がありました。
しかし翌日には、「交渉は継続、週後半に向けて財政支出の規模を拡大する形で議論が進んでいる」との報道も聞かれ始め、株式市場は徐々に上昇基調へ。
クロス円が買われて週を終えました。
ドル円には方向感は出ず、小幅下げるにとどまりました。
米金利低下で上値が重いドル円
ドル円ですが、105.30近くからスタート。
「トランプ米大統領の症状が安定している」との報道で米株は安定、ドル円もクロス円の買いに支えられて105.80近くまで上昇しました。
火曜日は、トランプ大統領が選挙後まで民主党との財政協議停止を示唆したため、米株が下落。。。
ドル円も下げ基調となり一時105.40台まで売られました。
水曜日は、協議打ち切りとしつつも「航空業界、中小企業向けに絞った雇用支援などの対策は早急に延長をすべき」とトランプ大統領から議会へ要請と伝わるとまた雰囲気が一転して上昇へ。テクニカルの買いも重なり106.10まで上昇しました。
木曜日は方向感出ず小動き。
金曜日はトランプ米大統領の財政支出は大きくとの発言で米株が堅調、クロス円も買い基調ながら、米金利の低下もあって上値が抑えられてじり安105.60近くで引けました。
クロス円買いに上昇した欧州通貨
ユーロ・ドルは、1.1710近くらスタート。
月曜日は、トランプ米大統領の容体安定や欧州の先行き景気指標が良好でリスクオンとなる中、1.1800手前まで上昇しました。
火曜日には一時1.1800を突破するも、米で財政交渉打ち切り報道があり、株価下落と共にクロス円も調整して1.1730台まで反落です。
水曜日は「航空業界などについて協議を継続」との報道でクロス円の下値も堅く安定。
木曜日は小動きでした。
金曜日、追加財政と景気対策への期待で株価が上昇し、クロス円への買い注文に支えられて1.1820台まで上昇して週末クローズ。
ポンド・ドルは、1.2950台からスタート。
週を通じておおむねクロス円主導で動いたユーロと同じような値動きでした。
月曜日は1.2990台まで上昇、火曜日は財政支出協議の打ち切り報道で1.2900割れまで下落と荒めの値動きでした。
水曜日、ジョンソン首相から「10月15日のEUサミットまでに通商合意なければ交渉から撤退」との報道で、1.2850割れまで一時的に下落。
ただ、株式市場が堅調に推移してクロス円の買いが支えとなって反転したこと受けて、水曜日に1.2930まで上昇。
木曜日は1.2970、金曜日も順調に伸ばして1.3030台まで上昇して引けました。
オーストラリア・ドルは、0.7160台からスタート。
月曜日は他の通貨同様クロス円の買いで一時0.7190台まで上昇です。
火曜日は豪州準備銀行が政策金利を据え置くと発表。
一部予想では利下げも予想されていたことから、好感されて一時0.7200越まで上昇しました。
しかし、「声明文で利下げに含みを残している」との解釈が優勢となり次第に売りが優勢に。
NY時間の米株下落も加わり0.7100台まで低下しました。
水曜日以降は、株価の反転と共に豪ドルも買われ始め、水曜日に0.7150突破!
木曜日小幅に0.7160台、金曜日には大幅に上値を伸ばして0.7240まで上げて引けました。
バイデン氏優勢ならドル円上昇か
さて、トランプ米大統領は順調に回復している模様ですが、第2回討論会は中止。。。
バイデン氏優勢を伝える報道が多くなってきました。
バイデン氏の勝利は財政支出拡大と共に法人税率引き上げを伴うことから、株式市場には一時的にはネガティブとの見方は強いです。
しかし、接戦となってなかなか大統領が決まらず政治的空白が出来るよりも、どちらかが圧勝した方が不確実性の低下の観点で株式市場にポジティブという見方も。
そのため、足元の株式市場は堅調を維持しています。
為替市場の観点から言いますと、やはり先週も触れバイデン氏の掲げる海外生産に係る「懲罰税」に注目でしょうか。
大手企業が海外から資金を引き揚げて米国内に投資という流れが強まれば、メガトレンド発生の可能性もありますので、楽しみです。
トランプ米大統領がこのままおとなしく敗戦というのも考えにくく、今後数週間はヘッドラインが多い期間になりそうです。
バイデン氏優勢、リスクオン継続を見るならば、クロス円、ドル円に上昇余地ありと見ますので、タイミングを見て引き続き買い回転で臨みたいと考えています。
気温も急速に下がってきてあっという間に冬が来そうな感じですね。
健康に気をつけつつ年末まで頑張って参りましょう!
それでは皆様今週もグッドラック!
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