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今週の相場観:2020年11月第3週

今週は、米大手製薬会社ファイザーのワクチン治験で良好な結果が得られているというニュースで大幅なリスクオンからクロス円が大幅に上昇してスタートしました。

 

株式市場もおおむねワクチン報道を歓迎、上昇ムードでしたが、コロナ感染者数に歯止めがかからなかったことや、ワクチンの生産・配布にはまだ不確実性があるとの慎重報道からポジティブムードがやや後退、週末に向けてドル円もじり安となりました。

 

米大統領選に関して、トランプ現大統領は敗北宣言をしておりませんが、バイデン氏勝利で結果は覆らないとの見方がほぼほぼ定着しており、今後の主要閣僚人事などに注目です。

 

コロナワクチン報道で大幅に上昇したドル円

ドル円ですが、103.30台からスタート。

前週の大幅な下落もあってか、やや買い優勢であったところに上記のファイザー社のワクチン報道を受けて大幅に上昇を開始しました。

 

104円を突破すると勢いがついてNY時間には一時105.60台までの大幅な上昇となりました。

 

ただその後、当該ワクチンは超低温保存で運搬しなければならず、流通コストがかさむ、世界の配布に不確実性との報道もありリスクオンモードがやや薄れて、水曜まで105-105.50のレンジ内での動きに終始しました。

 

木曜日は、コロナ感染者拡大への懸念や米財政支出の規模がそれほど増えないのではとの思惑で米国債金利が大幅に低下、ドル円も105円割れ一歩手前まで下落しました。

 

金曜日もそのトーンが継続してじり安となり104.60台まで売られて引けました。

 

米国債金利の動きで激しく上下したユーロドル

ユーロ・ドルは、1.1870近くからスタート。

 

値動きが鈍い感じのスタートでしたが上記のワクチン報道でクロス円に買いが入った勢いで1.1920台まで買われる場面もありました。

しかし、NY時間には米国債金利が大幅に上昇したことで米ドル買いが勢いを増し1.1800まで戻す荒い展開となりました。

 

その後も米国債金利が高止まりしていたため、金利差に着目したドル買いが優勢で水曜日に向けてじり安となり1.1750まで下げました。

 

木曜日に入ると、上記の通りコロナ懸念と米財政支出拡大への疑問から、米国債金利が大幅低下したことでユーロが上昇し1.1800台を回復、金曜日も1.1830台までじりじりと買われて引けました。

 

ワクチン開発や英欧交渉懸念で大きく上下したポンドドル

ポンド・ドルは、1.3150近くからスタート。

ファイザーのワクチン報道で1.3200越まで上昇後、ユーロ同様に1.3120台まで売られるやや荒い月曜日でした。

 

しかし、ポンドは英製薬アストラゼネカ社も良好な治験結果が出るのではとの期待、ワクチンへのアクセスも良好との見方で、マイナス金利への懸念後退で買われて火曜日1.3270台、水曜日は1.3300越えを達成しました。

 

その後は達成感とブレグジット交渉への懸念などが囁かれる中で、下落となり木曜日は1.3100割れ直前まで下げました。

 

金曜日に若干買い戻されて1.3180台で引けました。

 

オーストラリア・ドルは、0.7260台からスタート。

月曜日はワクチン報道を背景としたクロス円の買いで上昇し0.7340台まで上昇、その後の米国債金利の上昇と米ドル買いで0.7270台まで下落といってこいの動きでした。

 

水曜日まで小動きとなったあと、木曜日はコロナ感染者数の増加でクロス円下落となる中で0.7220台まで下落、金曜日は米国債金利の低下からの米ドル売りトーンの中で買い戻されて0.7270台で引けました。

 

コロナ再拡大による景気懸念を注視

さて、最大のイベントリスクと考えられていた米大統領選はどうやらバイデン氏勝利で落ち着きそうな中、次の注目はバイデン氏の掲げる財政支出拡大がどこまで実現できるかでしょうか。

 

上院を共和党が取ればなかなか、民主党の政策が通らず思ったように政策運営が進まない可能性があります。

 

すでに前週の木曜日に共和党は財政支出の大幅な拡大に否定的な姿勢を示しており、米国一枚岩とはいかなそうな雰囲気です。

 

コロナ関連はポジティブ・ネガティブ双方のニュースが出てきておりますが、冬に入ってきて乾燥となりますと、やはりワクチンが行渡る前に、もう一段感染者拡大が勢いを増す時間帯か来るかもしれませんね。

 

日本でも、感染者が大幅に拡大してきており、歯止めがかかっていない状況に見えます。

 

来年の春先にはワクチンの配布がスタートとの現在の期待が裏切られることになりますと、来年の景気の落ち込みもひどいことになりそうですので注意ですね。

 

目先は共和党の抵抗はありつつも、バイデン新政権に対する期待感が先行する時間帯でしょうか。

ユーロ、ポンドといった対欧州通貨での米ドル安、クロス円の上昇などが大きめのトレンドとなる可能性があると思いますので、仕込み時を伺いたいと思います。

 

ドル円は、どちらかというと米ドル安に押されて、下落する可能性が高いかなと見ますので、売り回転で臨もうと思います。

でもそろそろ市場は休暇モードですので、軽めのポジションで行くのがいいですね!

 

今年も残りわずか、コロナが猛威を振るう中、何よりも健康第一で参りましょう!

 

それでは皆様今週もグッドラック!

 

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